よく眠れないというとき、最初に考えなければならないのは、生活の中で睡眠を妨げているようなことをしていないか?ということです。例えば夕食後のカフェインを含む飲み物、寝る前の熱い風呂やタバコは寝つきを悪くします。寝室の光や音、温度なども睡眠に大きな影響があります。 また、アルコールの力を借りて眠ろうとする方もたくさんいらっしゃいますが、寝酒は実は眠りの質を悪くしており、睡眠にはむしろ悪い影響を与えます。晩酌など適量のお酒を楽しむことはよいですが、寝酒を習慣にするのは絶対に控えてください。
眠れない、つまり不眠の診断では、「いつ頃から眠れなくなったのか?」、「その心当たりになる原因はあるか?」、「眠るまでにどのくらいの時間がかかるか?」、「不眠以外に何か別の症状はないか?」などの問診が行われます。ですから受診前には、ご自身の不眠状態をあらかじめメモに整理する などして、診察時にスムーズに応対できるようにしておくとよいでしょう。 また、眠れないと訴える方の中には、不眠のほかに、うつ病、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群などの病気がかくれていることがあります。寝ている間に、自分では気づかない症状が現れていることもありますので、家族や周りの方にも協力してもらって、症状を正確に医師に伝えることが大切です。